僕はM&A関連については全くの素人なので、これから述べていくことは推察論であることを先に断っておきます。近々PMIをやっている人とデジタル戦略について話す機会があるので、せめて多少は考えのアタリづけをしておく必要があったからです。まぁ気が向いたらお付き合いください。
どうやら最近ではPMIにおけるデジタル戦略策定が重要度を増してきているらしいですね。PMIとはPost Merger Integrationの略で、企業の合併や買収が確定した後にそれぞれの企業間を実際に統合していくフェーズを指しています。ポスト安倍政権、ポストコンサルなど”ポストなんとか”はなんとかの後のことを指しますね。
世の中的にはこのところずっとデジタル戦略の重要性が説かれてきているのは言わずもがなですが、PMIにおけるデジタル戦略とは何なのか自分なりに仮説を立ててみようかと思います。
■まずはPMIという特殊な状況を考えてみる。
PMIは一般的に、
- 経営統合
- 業務統合
- 意識統合
の3段階からなりますが、これらがうまく進まないとM&A当初に見込んでいた期待効果が出ないことになります。ファンドによる買収でテコ入れして企業価値を上げたら売却してしまう場合は少し毛色が違うのかもしれませんが。
ここではPMIそのものではなく、その中におけるデジタル戦略ではどんな検討をしたら良いのかを考えるわけですが、そもそも統合前のそれぞれの企業がそれぞれにデジタル戦略を持っている場合もあるように思います(元々戦略を持っていないというケースも多いと思いますが)
企業統合や買収の目的に立ち戻ると、技術や販路、人材など今不足しているけれど相手企業が持っているものを獲得することで、自社の成長を加速させることにあります。ざっくり言うと新規事業にせよ既存事業にせよ、なんらかのシナジーを期待しているわけですね。
■そんな統合・買収の中でデジタル戦略の論点には何がありそう?
今さらですが”デジタル戦略”というと非常に曖昧ですし、不必要にSomething New感が出るのであまり良くないと感じています。営業活動的にはSomething New感が出るのでこういった単語を使ったほうが良いとは思いますが、本質的な話ができるクライアントとはこういった曖昧ワードを避けて話した方が刺さると思います。
話が逸れました。何を言いたいかというと、企業のインフラには昔からITが欠かせないわけで、それを拡大して”デジタル戦略”と言っているだけだということです。なので最近急に発生したPMIの重要事項ではなく、最近その着目度(つまり重きの置き具合)が大きくなっただけと考えています。
IT統合は部署的に情報システム部が主体になるような話で、会社運営・業務オペレーションに必要である以上、 PMIにおいてこれまでにも検討がありました。ただ技術は進歩しており、企業統合において検討可能な論点も増えたように思います。
具体的な論点は次回考えてみたいと思います。